人生を意のままに! 稲盛和夫著書 「心。」

今回の本は 心。人生を意のままにする力 です

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こんな人におすすめ

・より良い人生にするための考え方、方法を模索している人

・人生の目的が漠然としている人

・成功者と言われる方の考え方、マインドの部分について興味を持っている人

稲盛和夫さんとはどんな人なのか?

1932年の鹿児島生まれ

1959年 京都セラミック(現・京セラ)設立、社長、会長を経て、1997年には名誉会長となる

1984年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任し2001年には最高顧問となる

2010年には日本航空(JAL)の会長に就任。代表取締役会長、名誉会長を経て、2015年より、名誉となる。

半世紀以上もの間、経営者として数多くの実績を持っている方です

この本では、そんな稲盛さんが自らの人生の中から今の多くの人たちに伝え、残していきたい1つのことについて書き記されています

人生の全ては自分の心が映し出す

先ほども書いたように、この「心。」という本には稲盛さんがたくさんの人に伝えたい1つのことが書き記されています

その1つというのは、「心がすべてを決めている」ということです

稲盛さん曰く人生で起こってくるあらゆる出来事は、自らの心が引き寄せたものである。

それらは、まるで映写機がスクリーンに映像を映し出すように、心が描いたものを忠実に再現している

したがって、心に何を描くのか。どんな思いを持ち、どんな姿勢で生きるのか。それこそが、人生を決める最も大切なファクターとなる。

また、それに伴い、どんな心で人生を生きるのか、心に何を描くのかが、自分の人生を決める

純粋で美しい心を持って生きる人は、それにふさわしい、豊かで素晴らしい道がひらける

逆に、自分だけがよければいいという思いや、人を蹴落としてでも、自分だけが利を得ようとすると一時的に成功を収めることがあっても、やがては没落する人生を送ることになるという

人生の目的

稲盛さんは、人生の目的を2つ挙げています。

  1. 心を高めること
  2. 人のため、世の中のために尽くすこと。すなわち、利他の心で生きること

1つ目の心を高めるとは、生涯を通して、生まれた時よりもすこしでも魂が美しくなったか、わずかでも人間性が高まったかということ

2つ目の利他の心で生きるとは、自らの欲を抑えて、優しい思いやりの心を持ち、自分以外の他のために尽くすということ

この2つは、一体で、他のために尽くすことにより、心は研磨されて、美しい心を持つからこそ、とのため、人のために働くことができるという

でも、そんないきなりスケールの大きい話をされても、全然想像もできないよ…

そう感じている人もいるかもしれない、でも、この利他のためというのは、いきなり世界のためとか、社会のため、今後の日本社会のためなどというスケールが大きい必要はない

大切なのは、今の自分が影響の及ぶ範囲からでまったく問題がないということ

それは、自分の親、兄弟、友達、近所の人たちなど自分の身の回りにいる人など規模が小さくても大丈夫、大切なのは自分の欲望だけのためじゃなく、誰か、自分以外のために今の自分ができるかぎりの優しい行為をしてあげるということです

そのような行いをすることにより、自ずと自分の運命を好転させることにつながっていく

成功の秘訣

稲盛さんは、物事を成功させる人と、そうでない人の違いは、僅かな差でしかないと言います

それは、高い障壁が目の前にやってきたとき、それにたいして、瞬時に「乗り越えられる」と自分に言い聞かせて、一歩を踏み出せるかどうか。「自分ならいける!」と思えるかどうかだと言います。

そのときに、躊躇してしまうと、足がすくんで動けなくなってしまう

後から「いや登れる」と思い込んでも、最初のわずかな一歩で運命が大きく変わってしまうと言います

また、もう一つ成功するための秘訣があるとすると、それは、「あきらめないこと」だといいます

稲盛さんは小さな町工場としてスタートした京セラが国内外の注目を集め、飛躍的な発展を遂げるきっかけとなったのが、世界的なコンピューターメーカーからの大量の注文だったそうです

当時の売上の4分の1にも相当するものだったらしく当時はその受注にとても喜び祝杯をあげたりしたそうです、ですがその受注を足かけにおよそ3年に及ぶ苦難の始まりだったそうです

その注文の品質基準は、当時の技術基準にくらべ、桁違いに高く、精度もこれまでの10倍以上も厳しかったそうです

そんな困難な状況でも稲盛さんは「必ずやり遂げる」と強く決意して、工場に泊まり込みながらも連日疲労と格闘しながらも仕事をしていたそうです。

途中、試作品を出した時に不良品と言われ一から作り直すというようなこともあったようです

しかし、歩みを止めることなく、進んでいくうちに徐々に成功に近づいていったそうです。

この「あきらめない」ということこそが、如何なる困難にも打ち勝つ力となり、どんなに大きなプロジェクトも成功させるための唯一の手段だということです

すべては心に始まり、心に終わる

これまで述べたように、稲盛さんは会社経営という仕事の中で数々の困難にぶち当たっても、常に前に進んで数多くのプロジェクトを成功させてきたそうです

そうできたのは、つねに自らの心を磨き、自己を高め続けたからだという

そうすることにより、いかなる困難に見舞われても、運命は必ず微笑み返してくれるという

また、どんな人であっても与えられているのは、今この瞬間という時間しかない。

そのいまをどんな心で生きるのかが人生を決める

だから、今どんなに辛い状況にあっても、それにめげることなく、気負うこともなく前向きに歩んでいくこと、いかなるときも自分の心を美しく、純粋なものに保っておくということが大切である

それこそが自分の可能性を大きく花開かせる秘訣であり、幸福な人生への扉を開く鍵なのです

最後に

今回は稲盛和夫さんの著書「心。人生を意のままにする力」について書きました

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人生とはいかに利他の思いで、自らの心を磨いていけるのかが大切だということ

そのシンプルなことを実行し続けることができればこれを読んでいるあなたの人生もきっと今よりも人生を好転することができ、自分の人生を意のままにしていけるでしょう

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